阿部さんが杜王町にやって来たようです

第四部・第七話


153 名前: 愛のVIP戦士 投稿日: 2007/02/25(日) 13:35:58.08 ID:sxB0mDpy0
ある晴れた日のこと、魔法以上のユカイを探していたら
また露伴と出会い、一緒に『振り向いてはいけない小道』に迷い込んだ。
そこで杉本鈴美という少女の幽霊から町に殺人鬼がいることを聞いた。

鈴美「さて、あたしを殺した『犯人』の話はおいといて
   いよいよこの先に出口があるわ。でもこれだけは約束して。
   あのポストより、先では決して振り向かないと…
   これはルールなのよ…あの世とこの世の『決まり』
   振り向くと魂があの世に連れて行かれるわ。つまり、あんた死ぬわよ」

阿部「分かった」

露伴「分かったよ」

ズギュウウーーーーン!!

阿部「今、ポストを越えた時…何かが足の間を通り抜けて後ろへ行ったぞ?」

鈴美「振り向いちゃあだめよ!ゆっくりと…落ち着いて…」

ヒタリヒタリ…

阿部「何かいる…ついてきてるぞ? オヤシロ様かぁ?こいつは?」

156 名前: 愛のVIP戦士 投稿日: 2007/02/25(日) 13:38:42.19 ID:sxB0mDpy0
鈴美「気にしないで!振り向かない限り相手は何もできないわ」

露伴「すぐ後ろにいるぞ」

鈴美「あたしの後ろにもいるわよ」

露伴「僕の尻を撫で回して来るんだが…」

阿部「そりゃ、俺だ」

クルリ!

露伴「何してんだアンタは!! …て、ア………」

鈴美「振り向いちゃ…ダメ……!!」


露伴「う、うわあああああああああああ」

阿部「やれやれ、俺が一緒でよかったな露伴。『ヘブンズドアー!』君に決めた!!
   『露伴、お前は何も見えなくなって後ろに吹っ飛ぶ』!!」

露伴「わ、わああああああああああああ」

阿部「落ち着け、今見えるように書き込むよ。この借りは体で払ってもらうぜ…」


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