阿部さんが杜王町にやって来たようです

第五部・第八話

558 名前: ◆QaYpofNbGU 投稿日: 2007/02/27(火) 00:55:48.60 ID:cEAYjeAR0
ボスからポンペイの犬の床絵の所に行き、
乗り物の鍵を手に入れろとのお使いイベントが発生したので
俺、フーゴ、アバッキオの3人でやって来たのだが
フーゴが忽然と姿を消し、彼のスタンド「パープルヘイズ」だけが目前に現れた。

アバ「殺人ウィルスだ… あれがパープルヘイズの能力」

阿部「ゴクリ…」

アバ「だが、もういいだろう。今、敵は俺達を無視している。
   鍵を取りに行くぞ!」

阿部「おいおい、フーゴ見捨てんのかよ?」

アバ「言葉に気をつけろよ!?テメー!!鍵が俺たちの目的だ!!
   俺が今のフーゴの立場でも見捨てて欲しいと思う!!」

阿部「悲しいこと言ってくれるじゃないの」

アバ「悲しいけどコレ命令なのよね!って違う!!
   テメー、あとで覚えていろよ…俺だけでも行く!!」

ザッザッザ!!

阿部「やれやれ…、いつデレ期が来るのかね。あのカリメロ君は…
   ん?このパープルヘイズが割った鏡の破片…さっきより減ってる?」

561 名前: ◆QaYpofNbGU 投稿日: 2007/02/27(火) 00:59:45.20 ID:cEAYjeAR0
・・・
イルーゾォ「おいアバッキオ〜 この先でよ、何が起こってるか想像できるか?」

アバ「…!?」

イ「お前は全く、いい男の仲間をを持ったなあ〜 ええ!おい!
  お前がそんなにも苦労してまで…手まで失ってせっかく『鍵』を
  届けてやったのにこの奥で何が起こってると思う?
  オナニーしてやがるんだよ!新入りが!!鍵を尿道に挿してな!!
  ハハハハハハハ!!追いかける必要もねぇ!!
  あのゲイ、状況がよく分かってねーんじゃねーのか?
  これから自分に何が起ころーとしているのかよーーーっ!!」

アバ「阿部 てめーーーーーーーーーー!!!」

イ「鏡の中で叫んだって聞こえねーだろーがよー。
  よし!ゲイが俺の姿に気付いた!『阿部本体』だけ入ることを許可する!」

567 名前: ◆QaYpofNbGU 投稿日: 2007/02/27(火) 01:03:58.22 ID:ZN3iJ0m50
ズルルルルルルオ

阿部「…!!」

イ「よし! 掻っ切れ! マン・イン・ザ・ミラー!!」

ブシュン!!ブシュ!! ボゴボゴボゴォ!!

イ「…!! な、なにぃーー!コイツ!まさか…!!」

阿部「鍵を渡すことは無い…そしてフーゴもアバッキオも
   無事でみんなのとこに帰る!!」

イ「正気か!! パープルヘイズのウィルスで…汚染されてやがる!!」

577 名前: ◆QaYpofNbGU 投稿日: 2007/02/27(火) 01:09:19.92 ID:ZN3iJ0m50
イルーゾォは悪あがきをして鏡の外に逃げたが、シアー・ハート・アタックで止めを刺した。
全員、鏡の中に閉じ込めて自分だけ外に出たのがアダになった訳だ。
モヤモヤした黒い空間だけ浮かんでいるところから
爆弾戦車が出てくるのはシュールな絵だったが
あれが俺のポケット・モンスター本来の姿だろうか?

フーゴ「阿部さん…ウィルスはもう…僕の意思でも止められない…」

阿部「お前ら掘らずに死ぬつもりはないよ。奴が死んで鏡の世界が解除され
   俺にポケット・モンスターの能力が帰ってきた。これでいい。
   『パール・ジャム』発動!ウィルスによる病を癒す!!」

ウィルスに犯された肉片が派手に飛び散り、そこに健康なピンク色の肌が再生してくる。

阿部「く…」

フーゴ「阿部さん… あなたの命がけの行動!!僕は敬意を表する!!」

阿部「やめろよ…そんなこと言われると…俺は劣情をもよおすんだよ…
   それに、命がけの行動ってのはアバッキオの方だろ…?」

アバ「阿部…ボコボコにしてやんよ、と言いたいところだが、手がコレじゃあ
   それもできねーか。いずれってことにしておいてやるぜ…」

阿部「(…計画通り!!これでアバ茶フラグもバキバキに立ったぜ…)」

イルーゾォ「マン・イン・ザ・ミラー」再起不能
阿部高和 「パープル・ヘイズ」の治療に
       「パール・ジャム」を使い切りストックが一つ空く
→ to be continued...


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